ジャム

ジャムパンを食べていたこひくんが、偉そうにこんなことを言い出した。

「このジャムパン、ジャムの量が超少ないよ。一体なに考えてるんだ。この量のジャムでジャムパンを名乗るなんて超ずうずうしい。セブンイレブンのパンだから信頼してたのに。裏切られた気持ちでいっぱいだ。」

ジャムぐらいでガタガタうるせーなぁと思いつつ「そんなに少ないの？ちょっと見して。」とこひくんの持っているパンを覗き込んでみた。すると・・・確かにジャムの量が少ない。具の少ない肉まんのように、パンの中がぽっかり空洞になっている。

ほほぅ。これは確かに、ジャムパンと言うにはジャムの量が少ないね。
「でしょー！ずうずうしいよねー！？ひどいよねー！？」
確かにひどい。もっとしっかりしろ！と言いたいね。
「こんなジャムパン平気で売るなんてなに考えてんだろうね！？」
ほんとだね。なに考えてんだろ。尋常じゃないね。
「せっかく旨いパンなのにさぁ！これでジャムの量さえ多ければ完璧なのに！」
ジャムの量さえ多ければ完璧なの？
「完璧だよー！」

そうか。ジャムの量が多ければ完璧か。

じゃあセブンイレブンのジャムパンは完璧だ。

こひくんのちんこあたりにボッテリと落ちているそのジャムを元の場所に戻しさえすれば。

・・・しかし、20代も後半だっつーのにこんだけ見苦しくジャムをこぼせるなんて、ホント尋常じゃないなぁ。なに考えてんだろうなぁ。

イノシシ

あけましてーおーめでとうー♪(←『どこまでもーかーぎりなくー』のメロディで。)

この年末年始、こひくんは怒涛の13連休！！すごい！でかした！さっそく国外に脱出か！はたまた実家で親孝行？ひなびた温泉で上げ膳据え膳てのも悪くない！さぁ、おまえらどれにする！？

でも俺たちは金がないので家でゲームや麻雀ばかりしています。

年末、こひくんの同僚らがうちにやってきたので、麻雀やってはコタツで雑魚寝を繰り返してたら体調が著しくおかしくなってびっくりした。鼻はズルズル、節々は痛い。完全にカゼッピキ。なのにヤツらは帰らない。あと半チャンあと半チャンとアホのように繰り返す。なんで27にもなる女が、旦那の同僚の前で目ヤニや寝グセつけたままチーとかポンとかやらなあかんの！もういやや！もっとセレブな暮らしがしたいのに！おまえら頼むからもう帰ってくれ！え？なに？今わたしが捨てた牌？ロン？リーチ一発？裏ドラ乗って？親ッパネ18000点？わたしが払うの？へぇー。・・・あ、すいませんハコりました。あの、できればもう半チャンお願いします。

とまぁそんなこんなで体調の悪いままニューイヤーを迎えましたが、今はもうすっかり元気！

元気があればなんでもできる！

麻雀だってできる！

お年始麻雀対戦者募集中！！

詰め替え

おはようございます。給食費はちゃんと払おう！

夕べ食器洗いをしてたら洗剤がきれてしまったので、こひくんに「棚に入ってる詰め替え用のジョイくんを持ってきてくれ！」と頼んだ。こひくんは「ヨッシャ！」と元気よく返事をし、駆け足で詰め替え用ジョイくんを持ってきてくれた。
サンキュウ！エライ！仕事がはやい！わたしがそう褒めると、こひくんは嬉しそうな顔でこう言った。
「そう？じゃあ詰め替えるのも俺がやろうか！？」
あーじゃあやる？と、カラになったジョイくんの容器を手渡すと、こひくんはニコニコしながら皿を洗うわたしの隣で詰め替え用のジョイくんを注ぎはじめた。「こひくんはえらいなぁ」と感心しつつも、皿洗いに没頭するわたし。

･･･ふと、辺りが異様に洗剤臭いことに気付き、こひくんの方に目をやっておののいた。

床一面洗剤浸しっ！！！！！！

ちょ、ちょっとオマエ、なにしてンのさ！！
「えへへ。まだ若いかなぁと思って。」
は？なに言ってンの？
「いや、だからね、開かせようと思ったの。」
････？？？
「この洗剤まだ若そうだから、高いところから注いで空気に触れさせて開かせようと思ったの。そしたらこぼしちゃった！」

え････････それって･･･････････････デキャンタージュ？？

「うん！でも失敗しちゃった！」

・・・へぇ・・・そっか・・・

で、こひくんさぁ。この洗剤を開かせた暁にはもちろん、ワインのように飲み干すつもりだったんだよね？もしそうじゃなかったら、許さないぜ？

床を拭きながらそう思った。

キン肉マン

こひくんと二人で雑誌を見ていたら、『キン肉マン』に出てくる超人たちのフィギュアがズラリと並んだ写真があった。

つい先日鬼太郎が大好きと騒いでいたくせに、この浮気者め！と思われるのを覚悟で言わせてもらうが、わたしはキン肉マンが大好きだ。それはもう好きだ。試合でいうと【はぐれ悪魔超人コンビvsニューマシンガンズ】の一戦が特に好きだ。(その後に続くはぐれ悪魔超人コンビとマッスルブラザーズの試合も。)
子供の頃は、呪いのローラーに潰される夢をよく見たもんだった。いまだにローラー状のもの(パスタマシーン等)を見ると、ジェロニモのように腕がもげる自分を想像して震えがくる。

写真の中のサンシャイン(のフィギュア)を見てそんなことを思い出したわたしは、そのサンシャインを指差しながら「コイツの呪いのローラーすげー怖いよね！」とこひくんに話しかけた。するとこひくんは小首をかしげながらこう言った。
「キン肉マン・・・？俺・・・全然わかんない・・・。」
えーーーーーー！！！？？？男の子なのにーーー！？ありえへん！！！おまえチンコついとんか！？
「えー。だって世代的にちょっと違くない？キン肉マン世代って俺らよりちょっと上だよね？」
確かにそうだけど！でもそんなのちょっとだよちょっと！それに、アニメとかは俺らの頃もやってたじゃないか！全然わかんないなんてありえないよ！
「あ、『全然』ではないよ！名前くらいはだいたいわかるよ！(写真を指差しながら)これがキン肉マンでしょ！で、これがミートくん！ほら、俺けっこう知ってるでしょ！」
ふーん・・・・・・じゃあこれは？

「こんなのすぐわかるよ！これはぁ・・・『カレーマン』！」

カレーマン！？あぁ、コンビニのレジ横で100円くらいで売ってる熱々の・・・って違うよバカ！これは『カレクック』だろうが！なんでもマンつければいいってもんじゃないぞ！ふざけるな！
「えーなんだよそれー！ひっかけ問題かよー！」
なにがひっかけ問題だ！バカタレ！おまえが勝手にひっかかってるだけだろうが！
「もっとわかりやすいやつにしてよー！かんたんなやつー！」
仕方ないなぁ。じゃあ思いっきりランクを落とそう。漫画を読んだことないヤツでも知ってるような超人はー・・・ウォーズマンか・・・ロビンマスクか・・・テリーマンか・・・おぉそうだ！コイツがいたじゃないか！コイツなら女子供だって名前ぐらい知ってるはずだ！(イラスト参照)よし、こひくん。じゃあこれは！？

「あーこれはさすがに知ってるよー！この人よく見るもん！！この人アレでしょー・・・中華マン！！」

・・・カレーマンの次は中華マンか。おまえはどんだけコンビニで売ってるアレが好きなんだ。井村屋の回し者か。

富士Q

富士急に行った。雨だったので屋外の乗り物は全部休止だった。休止て！超びっくりした。ドドンパも！フジヤマも！ええじゃないかも！なんにものれなかった。「こひくんつまらないよ、なにかのりたいよ。」と言ったら「じゃあとりあえずあれに入ろう。」と『ゲゲゲの鬼太郎妖怪屋敷』に連れていかれた。わたしはオバケ屋敷の類いが大っきらいだ。「怖いからやだよー。」と言ったら「みほ鬼太郎好きって言ってたじゃないか！」と怒られた。わたしは鬼太郎は大好きだけど屋敷に招かれたいと思ったことは一度もない。鬼太郎とは距離を置いて付き合いたいんだ。そう訴えたけど、こひくんは聞いてくれません。仕方なく嫌々入った妖怪屋敷。それはもう怖かった。わたしはこひくんのせいで鬼太郎を嫌いになりかけました。そのあともなんだかパッとしないことばかり立て続けに起こり、わたしはションボリした。寒いし。怖いし。絶叫マシンはのれないし。タバコは忘れるし。観覧車は最凶だし。(ゴンドラ一基一基に『大吉』とか書いてある。)なんでこんなことになっちゃったのさ。なにがいけなかったのさ。今日はなにもかもがうまくいかないよ。そしたらこひくんがこう言った。
「みほが悪いわけでも俺が悪いわけでもない。今日は二人ともアルゴリズムが低かっただけさ！」・・・・アルゴリズム？「そうだよ！いつもはどっちかが低くてももう一方は高いのに、今日はたまたま二人とも低いんだ。」・・・・？「アルゴリズムのせいなんだからそんなに落ち込んじゃダメだよ！すべてはアルゴリズムが悪いの！」

こひくん・・・・

それはバイオリズムだよ。アルゴリズムって何回も言ったら恥ずかしいよ。もうそのへんにしときなよ。

あーもうやだやだやだ。ついてないし鬼太郎は怖いしこひくんはばかだし。でもそれらすべてがアルゴリズムのせいかと思うと、胸がすーっとします。

○○ドル

へへへへへ。明日は富士急だ。超楽しみ。へへへへへ。でもしつこいと嫌われるから今日は違う話を書こう。へへへへへ。

昨日の夜こひくんとしゃべってたら、こひくんがこんなことを言い出した。

「最近のアイドルは、『樽ドル』とか『株ドル』とか、頭になにかつけないとダメなんだよ。」

おいおい。ダメってまた極端だね。でも、頭になにかつけるのはいいと思う。なんかかっこいい！わたしもなにかつけたいよ。わたしもナントカドルになりたいよ！
「えー、みほもー？じゃあー・・・みほはぁー・・・あ！『ウツドル』は！？」
えー！！！ちょっと待ってよ！わたしいつからそういう扱いになってたのさ！ひどいよ！そう思ってたならどうして今まで言ってくれなかったんだよ！ちくしょう！わたしは欝だったのか！どうりでテンションの振り幅が激しいわけだ！原因がわかってなんだか逆にホッとしたよ！心がスッキリした！サンキュー！
「違うよー。そのウツじゃなくって、宇都宮出身だから『ウツドル』！」
そういうことか！なんだよ！せっかくちょっとホッとしたのに！結局わたしのテンションの振り幅は原因不明か！こえー！でもしかたねー！じゃあまぁわたしは『ウツドル』でいいや。それよりも、こひくんはどうなのさ！こひくんはナニドル？？
「えー、俺ー？俺は新潟だから『ニードル』かなぁ？」
なんだソレ！つまんねー。新潟のアイドルはプリンセステンコーだろーが！オマエはテンコーに勝てるのかよ！ふざけるな！もっとよく考えろ！
「えー。だってさー、みほのは俺が決めてあげたんだから、俺のはみほが決めてよ。」
『決めてあげた』ってオマエ、ずいぶん偉そうな言い方するじゃないか。大して考えてもないクセに。まぁ別にいいけども。じゃあオマエのはわたしが決めてやるよ！そうさねぇ・・・じゃあ『デブドル』でどう？
「うーん。それだとちょっと『樽ドル』とカブるからなぁ。」
なんだと！いっちょ前に人とカブるのはヤダってか！このワガママ男め！んーじゃあ・・・『ハゲドル』！
「俺はハゲてないからダメっ！絶対ダメっ！」
わかったわかった。わかったからそんなに大きい声出すなよ。じゃあねー・・・あ！わかった！こひくんっていっつもテカってるじゃん？脂性じゃん？だから『アブラドル』ってのどう？・・・いや、『アブラドル』じゃなくて『アブドル』だ！こひくんは『アブドル』に決まりだ！ギャハハハハ！！！
「えーアブドルー？？」
そうだよ！『アブドル』超いいじゃないか！オマエ、アブドルって呼ばれたら「YES,I am!」って返事しなきゃダメだぞ！うひひひひ。
「アブドルはヤダよぉ〜。」
なんでだよ！超いいのに！だって死んだと思ったら生きてんだぜ！？うひゃひゃひゃひゃひゃ！！
「でも最終的にはやっぱり死んじゃったりしてね。腕だけになって。」
そうだ！そうそうそう！！！腕だけになってね！！ギャハハハハハハハ！！！オマエそういえば昔、「俺はもし死ぬなら『人助け死』がいい！」って言ってたもんな！ワハハハハハ！オマエにピッタリじゃないか！ひひひひひ！！
「みほは今笑い死にしそうだね。」

おい、オマエそんな冷めた言い方するなよ。と思った。

今日からこひくんが『アブドゥル』になるなんて。超おもしろいのにね。

ええじゃないか

まだこひくんは帰ってきてないよ。ヒマだから日記を書こう！FNS歌謡祭を見ながら書こう！

ここのところこひくんが超忙しくて超マイるよ。毎日午前様。あげく休日出勤。オマエ死ぬつもりか！ヤケになってんのか！このたらこ野郎！オマエの体が心配だ！そして俺は日々サミシイ！でも残業代がいっぱいつくからウハウハだよねー。ってアホかっ！金なんかいるか豚っ！たらこっ！このキグルミ野郎！チクショー！右の子が田舎っぽい顔でカワイイ！

あんまりにも残業が多いから「アンタ平気？」とこひくんを気遣ったところ
「俺はけっこう平気。でもさみしくさせてごめん。今度の金曜有休をとるからどっか行こう！」
と言ってくれた。

ヤッター！！ヤッター！！そろそろこひくんに「わしゃ我慢の限界じゃ！オマエ今すぐ仕事とわたしどっちか選べや！」と詰め寄ろうと思ってたけど、耐えてよかった！夢みたいや！超ウレシイ！夢は時間を裏切らないとはこのことか！ずっと意味がわからなかったけどやっとわかったぞ！スリーナインよありがとう！歌手のマッキーもありがとう！

わたしはウンウンウンウン考えたあげく、「富士急ハイランドパークがいい！」と言った。山梨に住んでるときにいつか行こうと行っていたのに、結局行ってないねん。ずっと行きたかってん。
こひくんも「それいいね！ヨシャー！」と快諾してくれた。

そんなこんなで8日は富士急襲来だ！！イェー！！ヒョー！！

こひくんからは「かえのパンツ持ってったほうがいいよ。」と言われた。大抵の人が、富士急のジェットコースター乗るともらすんだって。ほんま？？こひくんも前行ったときちびったとかちびっていないとか。

わたし富士急初心者だし、いちおう2,3枚は持っていこうと思う。念のため。女性のたしなみとしてね。

アイツが先にもらすか俺が先にもらすか、汝、結果を刮目して待て！！