自由
11月1日は我ら夫婦の結婚記念日だったんだよ。
その日、こひくんがドーナツをたくさん買って帰ってきたから「ちょっとちょっとー!豪華なおみやげだね!今日はなにかのお祝いの日かよっ!!」と突っ込んだら「結婚記念日だよ。」とニッコリ言われて愕然とした。
おいおいもうそんな時季か、と。それはマジ祝いの日じゃないか、と。そんな日におまえはドーナツか、と。
まぁでもドーナツはうまかった。そして記念日をちゃんと覚えていたこひくんはえらかった。わたしも来年こそは絶対覚えていよう。そしてこひくんにドーナツを買ってやるんだ。忘れないように今から手に書いておこう。111ドーナツ。
そんな話はさておき、さっきこひくんが水道をちょろちょろ出しっぱなしにしてて腹がたったよ。
「ちょっとキミィ、この音はなにかね?どうも水道の方から聞こえるようだが、最後に水道を使ったのは確かキミじゃなかったかね?」
と嫌味タップリに問い詰めたところ、
「ね。この音癒し効果あるね。」
と言われて、恥ずかしながら余計カーッとなりました。
でもぉ、そこで癒されるかぁ、カーッとなってキレるかはぁ、
自由だーーーーーっっ!!!!
ってこひくんに書けって言われたから書いたよ。わたしはヤダって言ったけどこひくんがしつこく言うから書いたよ。書いたら書いたで「やーだぁ!やっぱり恥ずかしい〜!!」って隣で騒ぐ始末。
恥ずかしいってことはわかっているんだね。