SとM

にんともかんとも、SだSだと言われまくっているわたしですが、はたして本当にわたしはSだろうか?疑問に思ったわたしは、早速こひくんに「わたしはSかね?」と聞いてみた。するとこひくんはこう言った。
「SかMかで言うならSだろう。明らかにMではないだろう。」
イヤン、マジ?みもふたもないわね!バカッ
「でも、Sだ!と言い切るためには、『その行為に快感を覚えるかどうか』が必要になってくる。みほの場合はただ単に気分屋なだけで、人に当たったりすることに快感を覚えてるわけではないから、本当の意味でのSではないだろう。」
なんだよ、はやく言ってよ。そうか。わたしはSじゃないんだ。Sじゃないってさー!(誰に?)よかったよかった。さすがこひくん、いいこと言うなぁ。
そしたらこひくんは立て続けにこう言った。
「俺も、SかMかで言ったら確かにM寄りだけど、それはただ単に、ある程度なにされても平気っていうだけで、別になにかされることを喜んでるわけじゃないから、本当の意味でのMとは違うんだよ!」
お、おぅ?どーしたどーした?なにをそんなに声を荒げているのさ。


「いやぁ。みほがSイメージになると、俺が必然的にMイメージになって困るなぁと思って。」


えーっ。わたしの心配じゃなくて自分の心配!?と思った。


だから、まぁ、これからは、「この友達のいなそうなS寄り野郎!」とか「どちらかというとMの旦那がかわいそうだろ、このどちらかというとSのバカ嫁!」とか、その辺の言い回しに気を使ってくれると有り難い。