喧嘩中

こひくんへ
謝っても許すもんか。悪気はなかったとか言ってんじゃねー。おまえなんて会社でいじめられろ。上司からは「キミねぇ!」と言われ、同僚からは無視されろ。誰からもごはんに誘われなくなって、寮でひとりで泣きながらカップラーメンすすってろ。今日のわたしのごはんは焼肉だバーカ。焼肉もぐもぐ、うまうま。(パクリ)


そんなわけで、今日もこひくんとは関係ない話を書くよ。いつまでそうなるかはこひくんに聞いてよっ!バカッ!

〜〜〜
会社勤めをしていた頃、わたしはバス通勤をしていた。

駅前のバス停で一服しながらバスを待っているとき、そばにいたおっちゃんから「すいません…あのー…タバコ1本もらっていい?」と言われたことがあった。なんだよやだよと思いつつも、小心者なので「あ、はい。いいですよ。どうぞ。」と箱から1本取り出し、おっちゃんにくれてやった。

すると、そのおっちゃんの裏にいたおっちゃんが「あ、わたしも1本いいですか」と言い出した。なんでだよ、やだったら。でもさっきのおっちゃんに1本あげちゃった手前、「オマエはダメ」とは言いづらい。仕方なくまた箱から1本取り出し、そのおっちゃん2にくれてやった。

「どうもね!」と礼を言うおっちゃん2に「いやいや…」と返事しながら『わたしは優しいなぁ』と自分に感心していたら、なんとまた背後から見知らぬおっちゃんが現れ、当然のような顔をして「すいませんねぇ」と手を出してきた。

なんだよオイ、遠慮がないなぁコノヤロー。

仕方ないのでまた1本渡そうとして、ふと、自分の後ろを振り向いてみると、ホームがレスな感じのおっちゃんたちが5,6人、わたしの後ろに列を作っているではないか!


なんてことっっっ!!!!!油断したっ!!!!!


わたしは即行で「これもう全部いいんで、いらないんで、もう皆さんで分けちゃってください!!」と、持っていたタバコを箱ごとおっちゃん3に渡した。おっちゃんたちはへらへら笑いながら口々に「すいません」「どうも」「悪ぃねぇ」と言いながら立ち去っていった。



タバコを切らすたびいまだに、「あのときの1箱返してくんないかな…」と思い出してしまう自分がいやだ。