最初の日

宇都宮にひとり戻ってきて1日目。なにこれ。すげーサミシイ。こひくん、元気にしているかい?わたしは元気。


今日からは【第二部 宇都宮お茶を濁す編】のスタートだ。
なにせこひくんの観察ができないんで、その日書きたいことを適当に書いて2ヶ月間お茶を濁していこうと思っているよ。うまく濁せるかなぁ。ドキドキだ。


とりあえず今日は、宇都宮にいる2ヶ月のあいだにしておきたいことでもメモっておこうか。
まず第一に、友達から借りパクしていた物を友達に返そう。そこをスッキリさせないと心が痛い。本当にごめんなさい。ちゃんと返すよ。
第二に、友達に借りパクされている物を友達から返してもらおう。実はお互い様だった。オマエも本当にごめんと謝れ。ちゃんと返せ。とりあえず1回飲みに行こうぜ。

第三に、こひくんと離れているあいだにもうちょっと、料理ができるようにしておきたいなぁと思っている。今更ながら花嫁修業だ。でもこひくんの作るゴハン、すごくおいしいからなぁ。料理のうまい男性に料理を作ってあげるのって、なんだか緊張してイヤなんだよね。オマエの方がうまいんだから、オマエがずっと作れよ!と言いたくなる。が、そうもいかないんでね。こひくんにはかなわないまでも、「まぁ食える」ってくらいには作れるようになろう。頑張るぞ。

でもこないだこひくんに、「みほが、『頑張る』と言って実際に頑張っているのを見たことがない」と言われたよ。なんて言われようだ。ヒドイなキミは。でも返す言葉がなかった。確かにわたしは、頑張ると言って頑張ったことがないなぁ。有言不実行。こんなことじゃいけないな。

もう「頑張る」って言わないようにしないと。



それでは2ヶ月間、暖かい目で見守ってください。