憧れの

わたしの旧姓はひらがなで2文字の姓で、子供の頃はフルネームで4文字というのがすごく嫌だった。というのは以前書いた。(id:mihomihomiho:20041128参照)


今はこひくんと結婚して苗字が変わったわけだが、そのこひくんの苗字というのがなかなかステキな苗字で、わたしは名前を書くたびにガッツポーズしたい衝動にかられる。

でもこひくん自身は、子供の頃から自分の苗字が好きじゃなかったそうだ。
明るくて間が抜けててすごくいい苗字なのに。
「そうかなぁ。俺はもっとこう、かっこいいしゃれた苗字がよかったよ。」
「へぇ、例えば??」
「俺、昔から憧れてたのは、『菊池』。」
菊池?菊池ってしゃれてるか?よくある苗字じゃないか。
「よくあるけどかっこいいじゃないか。そこがいいんだ。」
菊池・・・うーん、わかるようなわからないような。


わたしの知ってる菊池といえば、やはり桃子か。もしくは、高校の同級生だった歯医者の息子くらいだ。アイツは金持ちだったなぁ。
・・・『菊池』はハイソ?
あ、あと、大学時代に友達が住んでいたアパートが、菊池ハイツだかコーポ菊池だかなんだかそんな感じの名前だった。
・・・『菊池』は地主?家賃収入で悠々自適?


なんだかだんだん菊池が鼻についてきたな。菊池め。いい思いばかりしやがって。


・・・と、ここまで書いたところで、隣りにいるこひくんが「あと俺、『別所』も好きだよ!『別所』にもなりたかった!」と余計な口出しをしてきた。
「今まで会った別所君は、皆イイ人だったからね!」


へぇ。
そんなに『別所』になりたいなら、その別所君に「養子にしてくれ」と頼んだらどう?
イイ人ならば断るまい。