貧血

今日はわたしが貧血で倒れた。
マジ貧血のマジ倒れで、自分でもマジ驚いた。

出掛けるこひくんを見送るために玄関に行ったら、急に立ちくらみがして目の前がサーッと青くなった。
「あ、コレやばいな・・・」と思った瞬間、意識を失って倒れていた。
わたし、体弱いねん。血の巡りがイマイチやねん。だからきっとバカなんだ。間違いない。うるさいよ。そんなこと言うなよ。タバコをやめた方がいいと思う。でもやめられまへんねん。

気付いたら、床に倒れているわたしの目の前でこひくんが大爆笑していた。
なんだコイツ。

「ひーっひっひっひ！あーっはっはっは！ちょっとー！みほすごいね！！今日はハデだね！！ぎゃーっはっはっは！」

・・・は？オマエなに言ってンの？言ってる意味も大笑いの意味もわからないんですけど。そもそもわたし、それどころじゃないよ？

「・・・え？アレ？も、もしかして、貧血かなにか？本気で倒れたの？えーっ！うそ！マジ！？俺、冗談かと思った！」

冗談で倒れるバカがいるか！と思いこひくんに詳しく話を聞いてみたところ、どうやらわたしは急に真後ろに倒れたあと、軽くケイレンしていたらしく自分で床に頭をゴンゴン打ちつけていたらしい。(味のあるイラスト参照)
その動きのあまりの派手さに、ウケ狙いだと思ったと言う。

そして最後にこう付け加えてくれた。
「だってさぁ、みほ、俺が学校行く前にいっつも意味不明のおかしなウケ狙いするじゃん！だからさっきのもそうかと思ったよ！日に日にエスカレートしていくなぁ、今日は体張ってんなぁ、と思っちゃった！」

・・・わたし、もう家でおかしな行動をするのはやめようって思った。
いきなり逆立ちしたり、いきなりファンタスティポ踊ったり、いきなり板東英二の物真似したりするのはやめよう。
怪しい行動ばかりとっていると、本当に怪しくなったときに困るんだ。