しゃべる

テレビを見ていたらちょっと気になることがあったので、身近なやつ(こひくん)に尋ねてみた。
「『喋る』の命令形ってなに?」
こひくんは考え込むこともなく「しゃべろ!」と答えた。


実はさっきテレビで、小池栄子も「しゃべろよ!」と言っていたのだ。
わたしは、『喋る』の命令形は『しゃべろ!』ではなく『しゃべれ!』ではないの?と思った。
そのことをこひくんに言うと、こひくんは憮然とした顔で
「いいや、『しゃべろ!』だね!」
と吐き捨てた。わたしはその言い草にカチンときて
「『走る』だって『走れ!』じゃないか!『走ろ!』とは言わないだろ!」
と言い返したが、あっさり
「じゃあ『食べる』は『食べれ!』か!?違うだろうが!!」
と論破された。


わたしが「でも・・・だって・・・」とウジウジしていると、こひくんは「わかった。ちょっと待て。」といってパソコンで調べ始めた。

その結果、
「『しゃべる』は五段活用だから正しくは『しゃべれ』なんだけど、ら行五段活用の中で『しゃべる』と『すべる』は特殊な動詞で、『ろ』の命令形でもOKになる。」
ということがわかった。(今日の日記は勉強になるなぁ)


わかったからスッキリしたかといえば、そうでもない。
実際には『しゃべれ!』派と『しゃべろ!』派はどっちが多いのかなぁ、という新たな疑問が湧いただけだ。