11月22日の日記の続き。

ひもQだよ。

結局わたしは、友達にその事実を伝えたのか伝えなかったのか。


・・・結果から言えば、わたしは伝えなかった。全部見なかったことにした。
だってメンドクサかったし…ってそれはウソ!そういうわけでは、断じてないよ?
でも、揉め事作ってもしょうがないし。結局は2人の問題だし。どーせ浮気が長く続いていくようなら、わたしがバラさなくてもいつかおのずとバレるだろう。
「一言でいうなら、友達にとっても今は要らない情報だと思ったってこと!それだけ!メンドクサいから揉め事を避けたとか、そういうんではないよってことだよね。」


このわたしの答えを聞いて、こひくんは「す・すっげー…みほすごいよっ!!」とものすごく感心しはじめた。
え?そ、そう?わたし冷たくない?友達甲斐のないヤツじゃない?大丈夫?わたしの行動正解?わたしすごいの?そう?そうなの!?
・・・なんていい気になりかけてたら、こひくんはこう続けた。
「いや、それがよかったかどうかはわかんないけど、その『要らない情報』って発想がすごいよ!!俺今まで情報なんてあればあるだけいいもんだと思って生きてきたもん!『要らない情報』なんてそんな発想、今まで持ってなかった!いやー、やっぱみほすごいわー。俺すごい感心したよ!『要らない情報』も世の中にはあるんだねー!!へぇぇー…」



わたしは、『要らない情報』という発想を持っている自分よりも、『情報はあればあるだけいいもんだと思って生きてきた』というこひくんの方が、感心に値するんじゃないの?と思った。

目をつむると血まなこになってヨダレを垂らしながらガツガツ情報を収集するこひくんの姿がまぶたに浮かんできた。すごく気持ち悪いと思った。でも、気持ち悪いけどスゴイなって感心したんだ。