レポート

風邪引いてるっていうのに、締め切り間近のレポートを5本も抱えていてヒーヒー言ってるこひくん。

「みほーっ!代わりに1本書いてよーっ!!」と半泣きで言われたので、ヨッシャいっちょやったるかー!と引き受けようかと思ったが、よく考えたらわたし、バカなんでした。こひくんのレポート易々引き受けられるほど、頭よくないんでした。てゆうかそんなのオマエ前々から知ってるじゃんね?なのに頼んでくるなんて、オマエ無謀じゃね?


「じゃー書かなくていいから、せめてみほの意見聞かせてよー!」と言うので「よしわかった、なんでも聞け!なんでも答えてやる!斬新な意見を聞かせてやる!」とエラそうに言ったら
「あーよかった!!ありがとう!!じゃあまず、もしみほだったら人工心臓どうやって作る!?」
と聞かれてのけぞった。のけぞって凹んで、そして謝った。ギブ。ンむり。


だってさぁ。そもそもわたしだったら人工心臓作ろうと思わないよ?プロにまかせるよ?だってこえーもん。シロウト仕事だもん。さっきも言ったけどさ、わたしバカじゃんね?バカが人工心臓一生懸命作ったって、きっと誰も使わねーよ?わたしだって使わねーもん。どんなに心臓が弱ってても、医者に「キミの手作り人工心臓を使う」って言われたら、やめてくれって泣いて懇願するもん。


「んもーっ!もっとこう、素材とかなんか思いつかないのー!?」



素材って言われても…じゃあ、オリハルコン


…ホラ見ろ!どーすんだこの空気!!だから言ったのに!!