僕の行く道

こひくんが奥田民生ファンである事と、近い将来ハゲかねない危うい頭髪の持ち主である事は、この日記を読んでる皆さんならすでにご存知でしょう。
が!
そんなこひくんがこないだ、鏡を見ながらイキナリこんなことを呟いたので、わたしは度肝を抜かれた。
「あーあ。民生もハゲないかなぁー。」
!?
えーーーーー!!!???なにソレ!!その発想スゲーッ!!
『自分ひとりがハゲるくらいなら、自分の好きな人たちも皆ハゲてしまえ!』という道連れ発想!怖い!なんだか怖い!わたしもそのうち頭を剃られるかもしれない!

そんな目にあってたまるかと、わたしはツバを飛ばしながら猛烈にこひくんを非難した。
「オマエ、その発想はいったいなんなんだ!好きな相手に『オマエもハゲてしまえ!』なんてよく言えるな!?どうして『俺は近々ハゲてしまうだろうけど、せめて民生さんはギリギリまでネバってください!』とか『民生さんがフサフサでいてくれれば俺はそれでいい!』という風に思えないんだ!オマエは人間のクズか!いつからそんな人の不幸を願うような人間になったんだ!そんなヤツぁ一生幸せになれないぞ!いや、わたしがさせるか!この鬼畜野郎!」
するとこひくんはアタフタしながらこう言った。
「そ、そんな意味で言ったんじゃないよう!お、俺はただ、民生もハゲてくれれば俺の行く道も決まるのになぁと思っただけだよう!」
ハァ??
言ってる意味がよくわからないので詳しく説明を聞いてみると、どうやらこういうことらしい。
『民生がハゲたときにどうするかがわかれば、自分もそれを参考にできる』
例えば民生が潔く坊主にしたのなら(ジダン方式)こひくんも心置きなくそうできるし、あえて往生際悪く被り物でいくのであれば(小倉方式)こひくんも堂々と被れる。野ざらしでいく場合も、それをネタにしていくのか(モト方式)、それともハゲとは言わせない空気を作っていくのか(草磲方式)等々、民生の選択を知りたい、と。


なるほどね。そういうことだったのか。鬼畜野郎と決めつけちゃってなんだか悪かったね。こひくんがはやく自分の道を決められることを陰ながら祈っているよ。と思った。

でも『そんなこひくんのためにハゲてください民生さん!』とはとても思えないね。とも思った。