ナナ

「NANA」って漫画ありますね。
こひくん、ずっと前から「あれ気になる。そんなに面白いのか。試しに1度読んでみたい。」と言っていたんだ。そしたら同じ寮に住む同僚が「俺、1,2巻だけなら持ってるよ。」といって貸してくれたんだって。
1巻を読み終えた段階では「俺コレないわ。」と言っていたこひくんだったけど、2巻を読み終えた頃には「コレ面白い！3巻が読みたい！」と大はしゃぎ。これでこひくんの誕生日(来月)プレゼントは決まったね！NANAの3巻！イェイ！安上がり！

「続きを見せてくれ！もう1巻！もう1巻！」と24-TWENTY FOUR-ばりにNANAにハマっているこひくんだけど、ひとつだけ気に入らない？というか引っかかることがあるらしい。えーなになに？と聞いてみたらば、真剣な面持ちで
「少女漫画なのに、Hのしすぎではないか？」
ですってよ。アハハハ。ばかだねー。今の少女漫画はやりまくりなんだよ。
「そんなことがあっていいのか。この漫画は対象年齢はいくつなのだ。小学生も読むのではないか。」
ってそりゃー読むやつは何歳だって読むよ。バァさんだって読むやつは読むし、ジィさんだって読むやつは読む。若い娘でも読まないやつは読まないよ。漫画とはそういうものだよ。
「しかし少女漫画と言うからには少女といわれる年代が対象だろうが。それなのにこんなにHばかりしていていいものか。」
HHうるさいなぁ。オマエ教育評論家になっちゃえよ。時代が変わったからチュウだけじゃ終われないんじゃないの？きっちりやりきんないと。そのうち『SFラブコメディ』ならぬ『SMラブコメディ』とか出てくるかもしんないよ？アハハハハ。
「笑い事ではない。こんなに頻繁にHしているような漫画を子供に読ませられるか。今の少女はこんなものを読んで喜んでいるのか。」
しらねーよ。わたし残念ながら今の少女じゃねーから。昔の少女だから。
「娘ができたら絶対コレ読ませたくないな。」

わたしは、もし娘ができたら「お父さんはこんなものを読んで喜んでいたんですよ。」と、そっとNANAを手渡してあげよう。と思った。