マッシーン

昨日の山登りで悲しいほど身体がガタガタ。足も腰もいてーいてー。


ってことで、こひくんにマッサージをしてもらった。
頭のてっぺんから足の先まで、言われるがままに小一時間ほどマッサージし続けるこひくん。
優しいなぁ。えらいなぁ。こんだけマッサージしてもらってタダなんて笑いが止まらないなぁ。と思い、こひくんに
「こひくんは最高の足腰揉みマッシーンだね!」
とねぎらいの言葉をかける。だが、これを聞いたこひくんは
「ヒ、ヒドイッ!マッシーンだなんてヒドイ!じゃあみほは俺のこと、『足揉みマッシーン』とか『料理作りマッシーン』とか『耳掃除マッシーン』とか『爪きりマッシーン』とか『歯磨きマッシーン』とか思ってたの!?」
と、半べそをかいて怒り出した。

そりゃあ、耳かきやら歯磨きやらもたまにやってもらうこともあったけども、別に「こひくんは便利なマッシーンだ!」なんて思ってるわけじゃないですよ。なにもそんな怒らなくてもいいじゃないの。
…でも、改めて並べ立ててみると、料理も作れて耳掃除や爪きりもできて歯も磨けてマッサージもできるなんて、こひくんはマッシーンの中じゃあなかなか高機能なほうなんじゃないの?

「え?…そ、そう?俺って高機能?そ、そうかなぁ?ホントにそう思う?…えーっ、ホント!?えーじゃあありがとう!!」


いえいえ、どういたしまして。