なんと怒られた

こひくんと話していたら、「子供の頃に親からなんと言われて怒られることが多かったか」という話題になった。
わたしは、「『ああ言えばこう言う』とか『口の達者な子だねっ』とか『この減らず口っ』とよく怒られたね。」と言った。
するとこひくんは「あぁ〜」と言って、それわかるわかる〜そうだよね〜みたいな顔をした。カチンときて、「あんたはどうなのさ?」と聞くと
「えーっ俺?うーん、そうだなぁ。なにかなぁ。あーそういえば、『関係ないって顔するんじゃない!』とか『我関せずみたいな顔やめろ!』ってよく言われたかなぁ。」
と言った。
「えー!自分が怒られてるのに『我関せず』みたいな顔してたの?」
と聞くと
「うーん、そうなるねぇ。そうだったみたいだねぇ。」
と、『俺関係ない』みたいな答え方をした。
よく考えたらこひくんは普段から確かに、自分のことを他人事のように話したりするところがある。


結局我々二人とも、子供のときに散々親から怒られた言葉を、反省することも改めることもなくスクスクとここまで育ってきてしまった同士なのだなぁ、と思うと悲しいというか情けない気持ちになった。