たこせん

クリリーンチ!!こないだはありがとうございやした!助かりやした!
この借りは!必ず!返す!こひくんが!カラダで!(以上、私信)



「今月中に親知らずを抜く!」と先月書いたくせに、まーだ抜いてないという。
怖くて怖くて、「心の準備がまだ・・・・・」とかいって先延ばししているという。
歯医者さんから「コイツは本当に抜く気があるのか?」と疑われているという。


でもでもでもでもー!?そんなのー!?関係ー!?


ないこたないので、今週の金曜についに予約を入れました。こえーけどがんばる!俺の生き様、みとけー


そんなことより。
こないだこひくんが、蛸一匹まるまる使った『たこせん』を焼くさま(あっつい鉄板でガッパーンと挟むやつ)をテレビで見て、「蛸もったいない!かわいそう!」と言い出した。
「贅沢ではあるけどもったいなくはないだろうが!こんなうまそうな物になってるのに!」とわたしが反論すると、こひくんはわたしにこう聞いてきた。
「えー!じゃあみほはせんべいにされたらどう思う!?」
どう思うって・・・どうも思わないよ。気づいたときにはペチャンコになってるんだから、どう思うもこう思うもないわ。
「じゃあさー、もしだよ?もしこの世に巨人がいて、俺たちが捕食される立場だったら、みほはどう食べられたい?」
えー?どう食べられたいかぁ?うーん・・・・・



・・・やっぱ刺身かな。なんか・・・素材として質がいいって認められた感じがするし。
「でしょ!?やっぱ刺身でしょ!?蛸だってきっとそう思ってるって!せんべいにするって言われたらへこむって!」
なるほどね。じゃあもしこひくんが捕食されそうになったら、「刺身にしてあげてくださーい!」って巨人に頼んであげるよ!
「え・・・いや・・・俺は・・・」
なんだよ!人にはさんざん捕食されたときのこと考えさせといて、自分は捕食されるのは嫌だってか!
「いや、そうじゃなくて・・・俺はちょっと・・・脂が多すぎてキツイと思うから清蒸(チンジャオ)とかにしてもらって、少し脂を落としてさっぱりさせたほうがおいしく食べられると思う!」




・・・こひくんは素材を見る目があるなぁ、そして意外と冷静に自分を見ているなぁ、と思った。

あと、ただ単に「蒸して」と言うんじゃなく「清蒸(チンジャオ)に」とか言うあたりに、「俺は高級料理にしてもらうんだ」という強い意志が感じられるなぁ、とも思った。