ホットドッグ

こひくんは今日(昨日?)からしばらく出張でいないよ。土日は帰ってくるらしいけどっ!こひくんいないとヒマだね。ユーチューブとかばっか見ちゃうよ。
あとこひくんに食べさせるゴハン作らなくていいもんだから、大好きな珍味類を大量に買い込んでそればっかつまんでたら、体中がしょっぱい感じになってビビった。自分の舌を塩漬けにされたような??超身体に悪い感じになってる!!
コリャマズイ!と急いで甘いお菓子を大量に食べて帳尻合わせ(?)したら、ただひたすら気持ち悪くなり、水を大量に飲んで薄めることに。・・・最終的に「だいじょぶか!?」ってくらいトイレが近くなって、自分の身体の異常に怯えるという。自分のおこないによりどんどん追い詰められる恐怖の夜。恐怖の32歳。

そんなことより。

さっき出張先のこひくんから電話があってちょっとしゃべったんですが。
なんか出張先で朝、喫茶店入って朝食食べようとしたんだって。メニューみたら『ホットドッグセット』みたいなのがあったから「イイねぇ!」と思ってそれを頼んだ、と。
そしたら!8枚切りの食パンでソーセージを包んだ?やつを出されて、「えっっっ・・・・なにこれ!!ボクが食べたいのこれじゃないっっっ!!!!」ってなったらしい。『思てたんとちがーう!!』ってゆう。

「しょうがないからモソモソ食べたけどさぁ、ひどいと思わない?なにが一番ひどいって、ソーセージはすっごくうまいんだよ!ソーセージこんだけのクオリティならパンもっとがんばれ!と思うでしょ!?」と憤るこひくん。
それに対しわたしは「でもその地方ではそれがホットドッグなのかもしれない。」と言った。
「あーなるほど、それ盲点!」と感心するこひくん。
「だいたい、あのコッペパンみたいなパンじゃないとホットドッグと認められないなんて言ってるようじゃ、俺たちからは新しいものはなにも生まれないだろうが。」
「確かにそうだ。もっと自由な発想でパンを選んでいいはずだ。」
「それじゃだめだ!こひくんはすでにパンという枠に縛られている。パンじゃなくてもいいじゃないか!なにかでなにかをどうにかしたらホットドッグってことでいいじゃないか!」
「そうか!俺はすぐ常識に縛られる!!」
「そうだよ!こひくんのばか!!短絡的!!浅薄!!」

そんな会話をして、「それじゃあおやすみ」と電話を切った。


切ってからしばらくひとりで考えたけど、もしわたしが喫茶店で食パンホットドックを出されたら・・・
「えっっっ・・・・なにこれ!!わたしが食べたいのこれじゃないっっっ!!!!」って間違いなく心の中で叫ぶと思う。

 ウィー

ウィイイイィィィィゥウゥォォォカァァァァッッッタァァァアアァァァァ!!!!!!



Wiiを買いましたっ。今更?
「俺Wiiで痩せようと思う!っていうかWiiがあったら痩せてたと思う!」ってこひくんがひつっこく言うからさー。ほんとか?ほんとだな?じゃあ買うぞ?っつって。とりあえずWiiフィットとリゾートを買ってみました。ほんとに痩せるかなー痩せるといいなー・・・わたしが。

さっそく繋いで、意気揚々と自分のMiiを作り始めたこひくん。しばらくして「できたーっ!みほー!俺のMiiできたーっ!見てーっ!」と呼ぶので「どれどれ・・」と画面を見てみておののいた。

これ・・・・・誰???

なんかスリムで茶髪でロン毛のイケメン風Miiが画面でちょろちょろしとる・・・。
こひくんこひくん、Miiってさーとりあえず自分ソックリに作るもんじゃないの?違うの?そこはフリーなの?これは誰なの?
「えー、これ俺だけど・・・。ちょっと違う??」

ちょっと!!??ちょっとってゆうか!!!・・・あのー・・・だいぶ・・・まぁその・・・現代人でも鏡見たことない人っているんだねってゆう・・・。

「えーっ、じゃあどうしたらいいのっ!?俺わかんないよ!できないよ!じゃあみほ教えてよ!俺の目はどれなの!?俺の髪型ってどんな!?」

えぇぇぇぇ・・・。もうさぁ!じゃあさぁ!ハリセンボンのはるなちゃんと南海キャンディーズの山ちゃん知ってるでしょ!?その2人を混ぜたようなやつ作ってみなさいよ!!
「うぅぅ・・・・・。」


・・・その後できたMiiはこひくんにソックリで、愛着が持てる感じだったのでよかった。これで安心してゲームに集中できる。

 ご機嫌とり

こひくんがなにかにつけていちいちわたしを褒めてくる。
褒められるのは普通はうれしい事だ。だが、その内容は「あったかい格好をしてえらい」「おいしそうにお菓子を食べてえらい」、果ては「マンガをじっくり読んでえらい」・・・。なんかピントずれてる!一歩間違えると「それは嫌味か?」っていう。とにかくまぁよく褒めてくれるので「なんでそんなにわたしを褒めるのかね?」と聞いてみた。

するとこひくんはこう答えた。
「あぁ!それね!それはみほのご機嫌とってんだよ!」

えーーーーーー

たとえそれが真実だとしても、それわたしに言っちゃダメ!バラしちゃダメ!と思ったが、こひくんはおかまいなしにニコニコとわたしの機嫌のとり方について語りだした。
「あのねー、みほのご機嫌とるのは超チョロいんだよ!超簡単!みほのご機嫌とりなら俺超自信ある!たぶん俺が一番うまいね!そもそも人の機嫌とるにはコツがあるって知ってる!?褒めるのなんて序の口だよ!」
なんでこんな話を私に?と思いつつ、機嫌をとるコツってなんじゃい!?と気になったので、「なにそれ、どんな??」と続きを促した。
「あのねー、じゃあ教えます!機嫌をとるコツはぁ・・・機嫌を上げることじゃなく、下げないことを考えることですっ!!
・・・・・・?
「一度下がった機嫌を元に戻すのはたいへんでしょ?だから初めから下がんないようにするの!そのために俺は努力してるわけ!」
努力って・・・アンタ、わたしの機嫌とるためにそんなに頑張ってたんかい!!なんだか感動してきたなぁ。わたしのためになんかすいません。そしてありがとう。で、わたしの機嫌が下がらないように、キミは一体どんな努力をしてるのかね?


「あのねー・・・・・俺がニコニコ楽しそうにする!!」


・・・・・・・努・・・力??

「俺がニコニコすると、みほって機嫌が下がりかけててもつられて笑い出すじゃん!?だから俺が楽しくするのが一番いいわけ!!」



・・・・・・・。

一般的に奥さんの機嫌をとる方法は、プレゼントを贈るとか家事を手伝うとかじゃあないのかね?ずいぶんと安く簡単にすませた努力だね。と思った。

あげく『つられて笑い出す女』って、ばかみたいな言い方をされたなぁ。とも思った。

 ヒップホップ

朝もはよからこひくんが
「おはようみほ!見てよ!今日超ドープ!超ドープな天気!」
とか言い出して、ハイハイまたコイツどっかで変な影響受けてきましたよーと思った。
「それなんなわけ?」と冷静に返したら
「あれ?みほ知らない?ドープの意味知らない?それって超ワックだね!」
とヘラヘラしながら言うので、朝は低血圧なはずのわたしの血流がカーッとなりました。

いったいなんなのだと詳しく話を聞いたら、どこぞの社長さんだか社員さんだかのブログで(こひくんの説明が悪いので詳しくはわからん)『明日から使えるヒップホップ用語』とかなんとかいう記事を読んだらしく(気になる人は検索して探してみよう!)、ワックはダサいとかダメとかそんな意味、ドープは最高とか良いとか、まぁとにかくそんな風なことがいろいろ書いてあったそうで、それが非常におもしろかった、と。心を奪われた、と。それで朝からそんなことになっちゃったっていう。ほんとため息出た。

あまりにもニコニコ楽しそうに話すので、嫌味のつもりで
「そのブログ書いた人にメールしないとだめだね。『真に受けるバカも世の中にはいるので、うかつなことは書かないでください』ってね。」
と言ったら、「みほぉ〜・・・その行動超ワック!」と言われて、ほんともう血が煮えたぎった。オマエまだ言うか!?と。前々からうすうす思ってたけど、こひくんて嫌味まったく通じない!!心折れなすぎ!!「もういいよ・・・もう好きなだけ使いなよ・・・もうなにも言わないよ・・・」と、ついにこちらの心が折れる始末。
こひくんはうれしそうに「プチャヘンザー!?プチャヘンザー!?」と言いながら会社に出かけていきました。


・・・で、もう夜なんで。そろそろこひくんが帰ってくると思うんですけど、みなさん。もし帰ってきてもまだワックだドープだ言ってるようでしたら、もうこの際有無を言わさずぶっ飛ばしちゃっていいですかね?

賛成のかたはプチャヘンザー。

 整体へ行くの巻

長ーいことほっぽらかしたから死んだと思っただろうが、どっこい生きてるぜ!こひくんだって、ウン10キロも太ってドスコイ生きてるぜ!よかったねー

そんなわけで、こひくんはここ最近ずーっと「痩せたいよー痩せたいよーラクして痩せたいよー」と呪文のように繰り返していたんだよ。ばかだねー。ラクばっかしてるから太ったんだろうが!この豚足野郎!ラクして痩せる方法なんてないんだよっ!その証拠に、ラクばっかしてるわたしも確実に太ってきてる!泣くしかない!

「えー岩盤浴ってどうかなー?寝てるだけでめっちゃ汗出るらしいよ!すごいラクそう!俺行ってみたい!みほ、一緒に行こう!」

そいつぁいいねってことで、一緒に岩盤浴に行くことになりました。泣いてばかりいてもしょうがないからね!ついでに足つぼとか整体もやってもらったよ。

終わった後、店を出てから「整体きもちよかったね。こひくんどうだった?」と聞いたら、
「うん、気持ちよかった!俺、気持ちよくて屁が出ちゃった!」
みたいなことを言い出して、おいおい待ってくれよ勘弁してくれよ、と思った。店員さんに、そんなオマエの一味と思われたかと思うとゾッとするわ!
「えー大丈夫だよーたぶん屁したのはバレてないと思う!」
そんなわけあります?バレるでしょうよ!論理的に考えればバレないわけないってわかるんですよ!まず、『こひくんの屁はオールウェイズ臭い』『整体は店員さんとの距離が近い』『うつぶせのときにしたので尻は上向きの状態』・・・ね!?わかるでしょうが!こんなもん完全に、自動でシュパッと消臭なんたらみたいに拡散芳香してるわい!!
「そうかなーバレてないと思うけどなー。それに、怒ってる感じもなかったよ。なんにも言われなかったし。」
・・・・・ほんとにぃ??
「ほんとだよー。屁したあと急に店員さんの力が強くなって肩と腕グイーって痛いくらいにやられたけど。別に怒ってはなかった!」


・・・・いやいやいや、こひくん。それ完全に怒ってる。

本当に、「うちのこひがすいません」と菓子折りをもって謝りに行きたい心境です。

 2009年の抱負

こひ画伯

若干遅いけどあけましておめでとう!今年はユニコーンが復活するんだって!!ウソみたい!
やったぁ!やったぁ!やったぁよー!おーおおお!



新春はてなダイアリー書き初めキャンペーン
2009年こひくんが会いたい人はユニコーンだって!
2009年の抱負は「がんばる!」だって!
wiiほしいよ!ください!

 シュシュ

「ただいまー!」と帰ってきたこひくんが、わたしを見るなり
「あ!今日髪しばってるね!かわいいね!かわいいシュシュだね!」
と言ってきた。

わたしじゃなくてシュシュを褒めんのかいっ!とも思ったが、それよりなによりこひくんが『シュシュ』を知ってることにすこぶる驚いた。

女の人はまぁみんな知ってるでしょうが、オッサンは知らんでしょう。おまえも!おまえも!どうせ知らんだろうが!シュシュっていうのは髪をしばるための、布が輪になったゴムのことです。ちょっと説明が下手ですけど、オッサンは知らなくても生きていけるから大丈夫!!

そんなシュシュをこひくんが知ってるなんて!あまりの驚きに、思わず
「すごいねすごいねこひくん!シュシュを知ってるなんてたいしたもんだよ!女性文化に詳しいね!」
と手を叩いて褒めた。

こひくんはニヤニヤ笑いながら「えへ〜?そーお〜?」とまんざらでもない顔をした。
そして、褒められたのがよほど嬉しかったのか、
「俺、けっこう詳しいよ!女の言葉けっこう知ってるよ!『レギンス』も知ってるよ!」
と、こっちが聞いてもいないのに得意げに、女が使う言葉をツバを飛ばしながら次々に挙げだした。
「『パンプス』も知ってるしねー『チュニック』も知ってるよ!」
おーすごいすごい。
「あとねー、『コスメ』も知ってる!」
ほーほー。
「あとねーあとねー『デコルテ』!女は『デコルテ』って言うでしょー!それも知ってるよ!」
おーそんなことまで!たいしたもんだー。あとは?
「あとー?あとはねー・・・・・・あ!『ブルーディ』!俺『ブルーディ』も知ってる!」


・・・・・。


ブルーディって・・・・・。
確かに女特有の言葉といえばそうだけど、なにを自慢げに・・・・・。


ニコニコしながら「どう?俺すごい?すごい?よく知ってる?」という顔で褒められ待ちしているこひくんを横目に見ていたら、なんだかブルーディ以上にブルーな気持ちになるなぁ。と思った。